2012/7月掲載
「ブラック・ブレッド」「私が、生きる肌」「リンカーン弁護士」「崖っぷちの男」「オレンジと太陽」
「スノーホワイト」「ファイナル・ジャッジメント」「アメイジング・スパイダーマン」「ソウル・サーファー」「グッド・ハーブ」
ブラック・ブレッド スペイン/フランス
上映時間1h53 <予告篇>
CAST
アンドレウ・・・フラセクス・クルメ
ファリオル・・・ロジェール・カサマジョール
ヌリア・・・・・マリナ・コマス
町長・・・・・・セルジ・ロペス
STAFF
監督(脚本)・・アウグスティ・ビリャロンガ
原作・・・・・・エミリ・テシドール
撮影・・・・・・アントニオ・リエストラ
音楽・・・・・・ホセ・マヌエル・パガン
都の母親会員からの作品紹介第二弾です。
ペドロ・アルモドバル監督の作品をおしのけて、アカデミー賞スペイン代表になったという
『ブラック・ブレッド』を観賞しました。
時代はスペイン内戦後の1940年代、
いまだ、内戦の影響を色濃く残すカタルーニャ地方のとある村が舞台です。
内戦の勝ち組と負け組の確執など、その時代の雰囲気がおそらく、リアルに描かれていると
思うのですが(スペインン史には詳しくないので)主人公の少年以外の登場人物がほとんど皆
欲望や心の傷、過去の秘密など暗い側面を持っていて、
その暗く歪んだ様は、『パンズ・ラビリンス』を思わせ、お伽話的にも感じられました。
しかし、ストーリーは暗い感じですが、映像は美しく、明るい森や屋外もですが、
屋内の暗めのシーンも雰囲気がありました。
物語自体もダークな魅力があるというか、
謎解きもあいまって、最後まで緊張感をもって観賞しました。
私は、☆5まではいかなくても、☆4ぐらいの水準はあると思います。
広島では、サロンシネマで9月に公開の様です。(あ)2012/7/20
私が、生きる肌 スペイン
上映時間 2h <予告篇>
CAST
ロベル・レガル・・・アントニオ・バンデラス
ベラ・クルス・・・・エレナ・アナヤ
マリリア・・・・・・マリサ・パレデス
ビセンテ・・・・・・ジャン・コルネット
セカ・・・・・・・・ロベルト・アラモ
STAFF
監督(脚本)・・・ペドロ・アルモドバル
脚本・・・・・・・アグスティン・アルモドバル
撮影・・・・・・・ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽・・・・・・・アルベルト・イグレシアス
☆全編にわたる異常な倒錯愛だが後味の悪さを残さない不思議な作品。
☆設定が極端に非現実的。この話をリアリズムの技法で撮れば、誰ひとり納得させることはできない。
などと賛否両論物議を醸しているアルモドバル監督の新作に都在住の会員からリアルな鑑賞記が
送られてきました。
アルモドバル監督の『私が、生きる肌』なんですが、
『私が、生きる肌』はトンデモ映画だったね…というのが、私と友達との共通の感想です。
アルモドバル監督の作品は、最近は感動作が続いていた様でしたが、
『アタメ』とか、原点のテーマに戻ったかのような映画でした。
あまりとんでもないので、見終わった後、気持ち悪さも残らないのですが、
女性として、友人などにオススメする気がおこらないのか、
映画館内はレディースデーなのにがらがらでした(台風の直後だったからかもしれませんが)。
でも、パンフレットによると、原作よりグロさが軽減され、ソフトに映像的に美しくなっている様です。
たしかに、さすが、アルモドバルというか、映像的には凝っていて、
ストーリーも驚きの展開だと思います。(あ)2012/7/20
リンカーン弁護士 上映時間1h59 〈予告篇〉
CAST
ミック・ハラー・・・・・・・マシュー・マコノヒー
マギー・マクファーソン・・・マリサ・トメイ
ジーザス・マルティネス・・・マイケル・ぺーニャ
メアリー・ウィンザー・・・・フランシス・フィッシャー
STAFF
監督・・・ブラッド・ファーマン
脚本・・・ジョン・ロマーノ
撮影・・・ルーカス・エトリン
音楽・・・クリフ・マルティネス
評価◎(お勧め)、法廷サスペンス・ドラマ物だが、この手を作らせたら米国は上手い!年季が違う!
ナンバープレートが「無罪」!そんなのあり?それにしても米国は「取引」ばかり!また、こんなに高額の
報酬が貰えるんだ!米国の弁護士に億万長者が多いのに納得!(T)2012/07/19
タイトルから受ける印象は「チャラ男弁護士」みたいだが、知的好奇心をそそられ最後まで観さされる。
やはり映画は「シナリオと演出」というのが良くわかる。
編集のうまさもありテンポも良く、物語の緊張感が途切れることがない。裁判ものの映画は面白いといわれるが
この映画も例外ではない。弁護士は依頼人の秘密を暴露出来ないということを逆手にとられ窮地に追い込まれる
ミックだがそれをまたひっくり返すテクニック。面白い。
ミックが黒人のお抱え運転手を次第に信頼して行く様を、ある小道具によってさりげなく表現しているが、
そんな小さなことの積み重ねが作品に厚みを与えている。それにしてもマザコンには困ったものだ。
2012/7/28(M)
かのリンカ-ン大統領も弁護士なので、あの有名な反対尋問を題材にした映画か?と間違うようなタイトルです。
が、同じ名前でも高級車に乗る刑事専門弁護士の話。
法廷場面もなかなか・・と聞いていましたが、どちらが「ハンターか?」という冒頭陳述のぶつかり、
被害者の言い分に疑問を抱かせる巧妙な反対尋問、わざと検事に突っ込みの反対尋問をさせる母親への尋問など、
興味深いです。
女性の秘書が決定的な反対尋問資料を持って来るというのは、かつてのペリー・メイスンのテレビドラマそっくり
で、オマ-ジュかもしれません。
弁護人の「秘匿特権」という言葉が出てきますが、少し判りづらいかも知れないですね。
依頼者の秘密保持責任というか、弁護人がそれを漏らせば犯罪になり、弁護士の資格も飛ぶし、その内容は
裁判の証拠から排除されるということになるので、その仕掛けがミソです。
最後の証人の出方がすっきりしないのが難点ですが、「法廷ミステリ物に大きな失敗無し」というジンクスが
当たってます。
余談ですが、元妻の検事さん役の女優は、「いとこのビニー」という、傑作の法廷物コメディで重要な証人役を
した人でした。そう言えば、法学部の学生には、アメリカの法廷映画で、グレゴリー・ペックの「アラバマ物語」、
ポール・ニュマンの「評決」、先の「いとこのビニー」、そして「キュティー・ブロンド」を見るようにと
勧めていました。もちろん、グレシャムの映画化作品も悪くはないですが。2012/7/30(い)
崖っぷちの男 上映時間 1h42 <予告篇>
CAST
ニック・キャシディ・・・・サム・ワーシントン
リディア・マーサー・・・・エリザベス・バンクス
ジョーイ・キャシディ・・・ジェイミー・ベル
マイク・アッカーマン・・・アンソニー・マッキー
ジャック・ドハーティ・・・エド・ハリス
STAFF
監督・・・アスガー・レス
脚本・・・パブロ・F・フェンジェブス
撮影・・・ポール・キャメロン
音楽・・・ヘンリー・ジャックマン
今年、日本での公開作が4本目になるサム・ワーシントンの主演作品。
30億円のダイヤモンドを盗んだとして投獄されていた元警察官のニック(サム・ワーシントン)が
脱獄する。当然、濡れ衣―ここまでは定番。ここからが少し違う。
次に現れたのは高層ホテルの窓の外。当然地上では野次馬たちで大騒ぎになる。
この男、自殺願望かと思いきや、その騒ぎの裏で、〈あること〉が静かに進行していた。
最初、ニックの取った行動の真意が分からず興味をそそられ一気に物語に引き込まれる。
窓の外という極めて動きを制限される空間を舞台にして、ご都合主義も散見されるが総じて上手く
作っている。ただニックの動きは制限されるのだから〈あること〉をやっている人間のアクションを
もっと緻密に掘り下げて描き、メリハリを付けるべきだった。いくらなんでも簡単すぎる。
だから面白いけれど奥行きの浅い軽い映画になってしまった。
なぜかニックに肩入れしてくれるホテルの老ボーイがいるのだがラストでその正体が分かったとき、
仕込みの実態に気づき思わず手を打つことになる。(M)2012/7/13
評価◎だが、☆(最高)に近い!米国が脚本に金を掛けているのが良く分かる!着想が面白い!
ハラハラどきどき度が凄い!弟役が「リトルダンサー」の子役!大きくなったものだ。(T)2012/7/19
オレンジと太陽 上映時間 1h46 〈予告篇〉
CAST
マーガレット・ハンフリーズ:エミリー・ワトソン
レン:デヴィッド:ウェナム
ジャック:ヒューゴ・ウィーヴィング
ポーリーン:タラ・モーリス
マーヴ・ハンフリーズ:リチャード・ディレーン
STAFF
監督:ジム・ローチ
脚本:ロナ・マンロ
原作:マーガレット・ハンフリーズ
(からのゆりかご)
音楽:リサ・ジェラルド
撮影:デンソン・ベイカー
ジム・ローチ監督は父親ケン・ローチの資質を立派に受け継いだようだ。
泣かせる話に持ち込もうと思えばいくらでも出来たのにそんな安っぽい話に落とし込まず事実を積み上げた
結果、国や教会、慈善団体の所業を鋭く抉り出す良質な作品になった。
イギリスでソーシャルワーカーとして働いていたマーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)に
見知らぬ女性が近づいてきて「私が誰なのか調べて欲しい」と訴えたのがことの始まりだった。
やがて13万人もの子供たちが船で強制的にオーストラリアに「移民」させられていたことが判明する。
それは19世紀から1970年代まで続いていたというから俄かには信じ難い。
親子が再会を果たす場面も極めて抑制的に演出されている。
子供たちは自分が何者だったのか微かにではあっても記憶しているから親に捨てられたと思っていて
再会を果たしても戸惑いが先に立つ。きっかけとなった女性が長い月日をかけて母親との関係を修復した
シーンは胸に迫る。
イギリス政府が正式に謝罪したのは2010年。この映画の製作中だったそうだから恐れ入る。
最後に〈ハンフリーズ夫妻はいまも調査を続けている〉のテロップがでる。(M)2012/07/07
スノーホワイト 上映時間2h07 〈予告篇〉
CAST
スノーホワイト:クリスティン・スチュワート
ラヴェンナ:シャーリーズ・セロン
エリック:クリス・ヘムズワース
ウィリアム:サム・フランクリン
STAFF
監督:ルパート・サンダース
脚本:ホセイン・アミニ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:グレッグ・フレイザー
とにかく、ずっと戦っている。鏡と小人と毒りんごは出て来るが、この、戦い続けるお姫様は、
あの白雪姫には見えない。他の人達もほぼ別人。白雪姫の物語と言えるのは隅々の設定だけ…。
ただ、沢山人が死んでも、血みどろにならないのが良かった。人が斬られる度に血が出ていたら、
大部分目を伏せたまま、字幕も読めずに映画館を出るところだった。
それと、私はスケールの小さな映画ばかり見ているので、CGの素晴らしさには感動した。
3Dだって珍しくない時代に、今更と思われるかもしれませんが。(I)2012/07/06
ファイナル・ジャッジメント 上映時間1h51
〈予告篇〉
CAST
鷲尾正悟:三浦浩太
ウマリ・ティラカナトラ:リン
中岸憲三:海東健
中岸雄二郎:田村亮
STAFF
監督:浜本正機
製作総指揮:大川隆法
企画:大川宏洋
近未来、アジアの大国オウランによって、日本は占領されてしまう。主人公はレジスタンスとなり、
仲間達と日本奪還の為に立ち上がる。主人公はかって選挙に出馬し、憲法九条の改正を訴え、落選して
いったってどっかで聞いた話だ。それもそのはず幸福の科学の信者及び入信予備軍向けの作品。
絵的には頑張ってる。渋谷の街に装甲車を置いたり、ビル街に戦闘ヘリを飛ばしたり。
ただ、画面に写る物が全てという感じ、作品に出ない部分こそしっかり作り込まないと薄っぺらになる。残念。
この話なら、もっと、広がりと奥行きを持たせられたのに。重ね重ね残念。
そういえばオウムは選挙に落選してから武闘派に変わったよね。大川先生、無茶しないでね。(Y) 2012/07/06
アメイジング・スパイダーマン
上映時間2h16〈予告篇〉
CAST
ピーター・パーカー:アンドリュー・ガーフィールド
(スパイダーマン)
グウェン・ステイシー:エマ・ストーン
カート・コナーズ:リス・エヴァンス
ベン・パーカー:マーチン・シーン
メイ・パーカー:サリー・フィールド
STAFF
監督:マーク・ウェブ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト他
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:ジョン・シュワルツマン
最近小粒ながらピリリと辛い映画を続けて鑑賞してきたのでエンターテインメントな作品を気楽に観ようと
思いこれにした。だが、以外にもドラマ性も重視したスパイダーマンの誕生秘話だった。
この大作を実績の少ない新鋭監督に創らせる度胸にも感心する。
スパイダーマン=ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)が自分の持つ能力に気づき
子供っぽくそれを試しながら自信を深めていくシーン(写真)は微笑ましい。
ピーターがスパイダーマンのコスチュームを自分で縫って作るのも何だかセコくていい。
もちろんCGのオンパレードなのだが僅かなシーンにも手を抜かずきちんと作っているのには感心する。
世界をマーケットにするにはこれくらいしなければ稼げないということだ。
スパイダーマンが飛翔するシーンはこの映画のウリのはずだが、もうひと工夫が欲しい。
スピード感がいつも同じで撮り方がワンパターンだ。だから仕掛けが大きいにも関わらずハラハラ感が
希薄になる。今後は宮崎駿に監修してもらったほうがいい。
それにマスクも外し過ぎだ。パパラッチに写真を撮られたらどうする。
ただのマヌケなあんちゃんになってしまうぞ。
異種DNA交配という素人には理解できない分野とはいえ、まさかニューヨークがジュラシックパークに
なるとは思わなかった。ラストで親を軽く裏切るのも新鮮。
そしてお馴染み「絆」が大切と結論付けてTHE・END…おっと次回作があるんだった。(M)2012/07/02
ソウル・サーファー 上映時間1h45〈予告篇〉
CAST
ベサニー・ハミルトン:アナソフィア・ロブ
シェリー・ハミルトン:ヘレン・ハント
トム・ハミルトン:デニス・クエイド
STAFF
監督・脚本:ショーン・マクナマラ
原作:ベサニー・ハミルトン
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ジョン・R・レオネッティ・ASC
サメに襲われ片腕を失ってもなおプロサーファーへの夢を失わない少女の物語。
お約束通り意地悪なサーファーも出てくるがラストでは仲良しに…。少女の葛藤場面はあまり描かれず、
ひたすら前を向く姿勢と家族愛が前面に出ている。さすがディズニー映画だけあって感動のツボはしっかり
と押さえている。ただし、感動するかしないかはその人の資質によるが…。
彼女が腕を失った後、津波の被災地でボランティアをして自分を見つめなおしていく過程には説得力が
ある。しかし編集者の責任かもしれないのだが、あまりにも展開を急ぎ過ぎる。
前半はサーフィンのシーンが多く、カットの連続で慌ただしい。
後半、再び海へ向かうときトラウマゼロの様子に違和感があるが、黄門さまの印篭のように
「実話にもとづく」のテロップを見せられると「そうなんだ…」と思うしかない。
神様うんぬんが煩雑に出てくるのも興ざめする。「神様じゃあなくてあんたが頑張ったんだろ」と
言いたくなる。サーファーの世界を全く知らないので家族5人、何をして収入を得ているのだろうという
疑問が付きまとう。ちなみに片腕のシーンは緑色の袖をつけて撮影。その後デジタル処理。
サメはハリボテというアナログ手法がとられたそうだがどちらも違和感はない。
エンドロールでベサニー・ハミルトン本人のサーフィンシーンが流れるのだがこちらは素人目にも説得力が
ある。
モンタージュの勉強にはもってこいの作品。 (M)2012/06/28
第361回例会「グッド・ハーブ」(6/10上映)一口感想
CAST
ララ : オフェリア・メディーナ
ダリア : ウルスラ・プルネダ
ブランキータ : アナ・オフェリア・ムルギア
コスモ : コスモ・ゴンサレス・ムニョス
STAFF
監督・脚本・製作 マリア・ノバロ
撮影 ヘラルド・バロッソ
音楽 サンティアゴ・チャベス / フディス・デ・レオン
〈予告篇〉
以下は参加者の皆さんの一口感想です。
今回の感想は分かれました。人物の相互関係がつかみにくかったようです。
もう一度鑑賞されたら良くわかったのかもしれませんね。ちなみに通常の例会は入れ替え制では
ありません。二度見OKです。
●21世紀は女性の時代、子供の時代、障害者の時代だと言われ、いよいよ今年の後半くらいからニューパラダイムのテイクオフが始まる。その点でも時宜を得た善い映画でした。浅学非才の私には五九歳の制作者の意図を汲み取ることができないが、それでも私には確実に言えることがあり、こめかみに力を入れて断言することができる。“人生には無条件に意味があるのだ”と。これはV.E.フランクルの言葉であ
る。そして、敬愛すべき総ての女性に、否、あらゆる魂に告げたい。「陽氣發処、金石亦透。精神一到、何事不成」【朱子語類(学2)】 (六十代男性)
●体調(気管が少し弱く特に映画館等は、時々咳が出やすい)のことが心配で、咳が上映中でないかと…音を立てないという注意が気になってしまった。ハーブに少し興味があった事と、自分の老いを重ねて、この映画のパンフレットに惹かれて観た。何となく後味…ある映画。 (六十代女性)
●自分の身の上にイコールですから想像も深く考えさせられました。現実において今からの日本で穏やかに迎えられるかと思うと苦ですね。 (六十代女性)
●自然の風景が情緒的にしっとりと映し出されており、とっても癒されました。 (四十代女性)
●母親の壊れていくのを見るのは娘としてとても大変なことだと思う。ラストの決断は私にはむつかしかった。 (五十代女性)
●いろいろなハーブ、景色と音楽と楽しめました。これからの人生も考えさせられる映画。感動しました。 (六十代女性)
●ちょっとだるいところもありだけど、題材が面白く、現実に感じることであるので、良い。 (六十代女性)
●理解しにくい映画だった。 (六十代女性)
●最後が悲しく終わってしまうのはメキシコだからかな?多くの人生の苦難を老いても整理できない人々。でも、この映画は、認知症(アルツハイマー)を受け入れて、「自然」、「虫」、「植物」、「音楽」、「人々の語り」の大切さを教えてくれる。「妄想」も夢と一緒で良いこと。娘の鼻ピアス、タトゥーは弱さの表現か?帰ったらハーブティーを飲んでみよう。 (六十代男性)
●人物の関係があまりよく理解できなかった。植物はおもしろかった。 (七十代女性)
●事前に内容を知らずに観たのですが、映画のグリーンはきれいだったが、何が言いたかったのか、よくわからなかった。
(五十代女性)
●子役、コスモ、ダリア最高。確かにエンドロール長過ぎ。ブランキータが少々どういう絡みになるのかよくわからない。 (五十代男性)
●今回チケットに終演時間が書いてあり良かった。娘が母を殺したと言う事なのか?よくわからない映画だった。子役がとても可愛らしかった。 (六十代女性)
●急いで出られる方々…ドタドタこけておられる。ハラハラしました。出ないけどぺちゃくちゃおしゃべりしてる人々…最初にされた注意に心を留めてください。最後の最後まで心を留めている人もいます。(年代・性別不明)
●メキシコ映画は初めて見ました。とても新鮮でした。音楽が心地よかったです。 (六十代?)
●上映までのご苦労、ありがとうございます。 (七十代女性)
●このような映画を度々やって欲しい。 (五十代女性)
●認知の苦しみ、介護の苦しみ、他人事ではない。 (五十代女性)
●最後が、娘の、あの行動とは予想もしていなかった。娘の今からの人生を親の介護で終わらせるのは、辛いことだし、残酷でもあるし、ああいう選択肢もありかなと思った。映画に出てくる植物を、映画のパンフレットが販売されていたら購入して確かめたいと思いました。「鑑賞の手引き」が早めに送られてくるので、少しですが、予備知識をもって映画に来られます。ありがとうございます。 (六十代女性)