ー 今後の例会作品 ー

 

  このコーナーでは私たち広島映画サークルの今後の上映作品を

 

  掲載しお知らせします。

 

 

 ただ今、会員募集中です。入会されますと会費で鑑賞が出来ます。

入会のご案内」をご覧ください。  

 

当日参加の方は 一般1,400円  シニア/大学生 1,200円  中学・高校生 1,000円です。

シニアは60歳以上の方です。

*但し記念例会やゲストを迎えた場合は上記の限りではありません。

 

 上映1か月前程度を目安に

 「エディオン広島本店」と「さくらぴあ」に前売り券1,200円)を委託し

 

 以下の場所チラシを置いています 

 市内各公民館 アステールプラザ 各区民文化センター  広島県立美術館  合人社ひとまちプラ

    ゆいぽーと 県民文化センター  映像文化ライブラリー  青少年センター  各図書館 現代美術館 

    広島城 郷土資料館 こども文化科学館 江波山気象館 ヌマジ交通ミュージアム サロンシネマ

 八丁座 横川シネマ  エディオン広島本店  さくらぴあ  ヤマハ  タワーレコード

     府中町(公民館/図書館)海田町(町民センター/図書館/公民館/ひまわりプラザ/ふるさと館)

    他 



 

410回例会 20181216日(日)

 

          会場:広島県立美術館・地下講堂  

 

   上映開始 ①午後1時  ②午後330

 

 

201712月 日本公開 フランス映画  上映時間 157 

 

                         <予告篇>                     

 

スタッフ

 

監督/脚本:マルタン・プロボ

 

キャスト

 

クレール:カトリーヌ・フロ

 

ベアトリス:カトリーヌ・ドヌーブ

 

ポール:オリビエ・グルメ

 

シモン:カンタン・ドルメール

 

ロランド:ミレーヌ・ドモンジョ    

 

                     配給:キノフィルムズ

 

 

2018年最後の例会は何処にでもありそうな日常を切り取り、しみじみと人生を味わえ

 

る作品を選びました 

 

フランスを代表する大女優カトリーヌ・ドヌーブとカトリーヌ・フロ 

 

ふたりのカトリーヌがが初めて共演した作品です 

 

パリ郊外に住み助産師をしているクレール(カトリーヌ・フロ)の所に30年もの間、

 

消息不明だった義理の母ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーブ)から「会いたい」との

 

連絡が入ります その昔、父のもとを突然去って行った義母 そのせいで命を縮めてし

 

まった父 その事がわだかまりとなってベアトリスを許せずにいるクレールですが、

 

ベアトリスはそんなことはお構いなしに「もっと自分のために時間を使いなさい」など

 

とクレールの生活にずけずけと入り込んできます 真面目すぎるクレールと人生を謳歌

 

しているベアトリス 人生の残り時間が短いベアトリスと助産師として生命誕生の現場

 

に立ち会うクレール 性格も生き様も全く違う二人の対比が鮮やかに描かれます 

 

自由奔放に生きてきたベアトリスはクレールの服装にまでケチをつけますが、やがて

 

ベアトリスの孤独がクレールにも判ってきて二人の間に新たな絆が生まれてきます  

 

そんな折、女手一つで育ててきたクレールの一人息子シモンが想像もしていなかったこ

 

とを言いだすのです 

 

動揺を隠せないクレールですが、“息子の人生は私のものではない”ということに気づ

 

いて・・・ 

 

“人生は思うようにはいかない でも、捨てたものではない” そんなことを思わせてく

 

れ、映画は爽やかな余韻を残して終ります 

 

作品中に何度か映しだされる出産シーンですが監督がリアルさに拘り実際の出産現場で

 

撮影しています それはまさに生命誕生の瞬間で計算されたカメラアングルも素晴らし

 

く、観るものを厳粛な気持ちに導きます 

 

ラストで作中に語られるキーワードが脳裏によみがえりタイトルの「ルージュの手紙」

 

意味がわかり思わず頬が緩みます 

 

201411月第381回例会で上映した「セラフィーヌの庭」のマルタン・プロボ監督

 

がメガホンをとっています   原題はThe Midwife(助産師) 

 

カトリーヌ・ドヌーブは次回作でカンヌ映画祭でパルムドールを受賞(万引き家族)

 

した是枝裕和監督の作品に主演する予定です

 


 

411回例会 2019217日(日)

 

          会場:広島県立美術館・地下講堂  

   上映開始 ①午後1時  ②午後330

 

201711月 日本公開 イギリス映画  上映時間 157 

 

                         <予告篇>                     

 

スタッフ

 

 監督:ロネ・シェルフィグ

 

 脚本;ギャビー・チャッペ

 

 

キャスト

 

 カトリン・コール:ジェマ・アータートン

 

 トム・バックリー:サム・クラフリン

 

 アンブローズ・ヒリアード:ビル・ナイ

 

 エリス・コール:ジャック・ヒューストン

 

 ロランド:ミレーヌ・ドモンジョ    

 

               配給:キノフィルムズ  PG12

 

 

 

2019年最初の例会作品は、第2次世界大戦中のイギリス・ロンドンで、映画製作に

 

情熱を注ぐ人々を描いたヒューマンドラマです。1940年のロンドンでカトリンは

 

コピーライターの秘書として働いていました。人手不足のため、彼女が代わりに書い

 

たコピーが情報省映画局の目に留まり、ダンケルクでドイツ軍の包囲網から兵士を

 

救出した姉妹の感動秘話を映画化する脚本チームに加わることになります。

 

戦争が女性の社会進出にどんな影響を与えたかという視点から物語が始まるところが

 

ユニークです。戦争で疲弊した国民を勇気づけるための映画だったのですが、製作が

 

開始されると、ベテラン俳優のわがままや、政府と軍による検閲や横やりなどトラブ

 

ルが続出してしまいます。そのたびにカトリンたちの脚本は二転三転してしまうので

 

す。紆余曲折の末、なんとか撮影は大詰めを迎えるのですが、最後に最大級のトラブ

 

ルが待ち受けていました・・・。

 

カトリンがシナリオライターとしての才能を開花させ、自立した人間に成長していく

 

過程を生き生きと捉えています。とくに、撮影現場のもめごとをとりなしたり、軍部

 

がゴリ押しする脚本の修正に妥協点を見出したりと、女性ならではの調整能力でプロ

 

の映画人たちに認められていくエピソードを、細やかな演出で描き出す感性は女性監

 

督ならではのものです。キャロル・リード(第三の男)やヒッチコックが監督を務め

 

ていたことで知られる英国の戦意高揚映画の舞台裏の描写にも興味をそそられます。

 

2017年の「ダンケルク」(クリストファー・ノーラン監督)にも描かれた海岸に

 

兵士が集結する情景をガラス板のスゴ技で再現したり、アメリカの参戦をうながすた

 

めにズブの人のアメリカ人にヒーローを演じさせたりもします。

 

女性のパワーを中心に据えた小気味よい演出が、戦時を扱った作品でありながら爽快

 

な後味をもたらしており、更にイギリス映画らしい全体を覆う慎ましやかなトーンが

 

秀逸です。